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高知でロクマルの巨チヌキャッチ(2/3)

岡田建治巨チヌ

南向きのポイントに行ってみると潮が引いて釣り座がちゃんと出てきて釣りやすくなってました。南向きの小島の真ん中くらいに釣り座を構えて釣り開始。
上ちゃんは「ハナレとの水道側を狙ってみる」とのことでした。

僕のポイントは前方に根が張り出していて、南側にえぐれた感じの深みがあります。
潮は沖から手前に当ててきてハナレ方向に流れます。けっこう速い潮で、当ててできた潮の反転流に潮目がきれいに出ています。

そこで沖側に仕掛けとコマセを遠投して潮目にエサを貯める感じで釣りを組み立ててやってみます。開始から20分で「ようやくエサが効いてきたかな」と思っていたら潮目付近を流れていたウキが少し抑えた感じ。

「あれ? おさえたかな?」

と思って道糸のPEを少し張って待っているとウキがゆっくり海中に消えていきました!
すかさずアワセをいれると0号の『銀狼王牙』が根本まで曲がり、ドラグが鳴ります。

「これは50センチは超えてる」

と感じ、根のむこうに突っ走る魚をうまくかわしながらゆっくりやり取りをして浮かせてみると53センチの綺麗な魚が浮いて来ました^_^

この日、2枚目のチヌを慎重に取り込んで写真にパチリ(^^)v

 

「これは連発するかも!」と思い、同じパターンで上ちゃんと僕の釣り座の間くらいまで根際を沿わすように釣っていきます。するとウキがまたおさえられたと思った瞬間、スパッとウキが消えるアタリ。
アワセると強烈な引き!

「尾長?! サンノジ!? ブダイ!? いや、これはチヌか!!」

そんなことを瞬時に考えながらやり取り開始。実は先程のチヌとのやり取りで、前に突き出ている根をかわすのが大変だったので竿を僕のお気に入りの『VIP タイプ2』に変えていたのです。これが大正解でした^_^

アワセた瞬間から竿が大きく曲がり、トーナメントのドラグがジリジリと音を立て、道糸が引きずり出されていきます。
ハリスも2号にあげてたのですが、張り出した根に当たったら切れてしまうので、釣り座のギリギリ前まで出て魚の引きに耐えていると魚が一瞬止まります。
ここがチャンスと思い、竿を大きく絞って底を切り浮かせにはいりますが、かなりの重量感(^^ゞ
「重たい〜!」「重たい〜!」と連呼しながらかなり引きずり出された道糸を巻きとっていきます。

しかし6、7回竿を絞って巻き取ったと思ったら、そこからまた魚の反撃で糸を出されます。
「ここが勝負!」と前の男女群島のロクマル尾長と同じように、時間をかけて取ると決め焦らずにやり取り。
巻き取っては少し出されを7回くらい続け、ようやくウキが見えるくらいになったと思うと、ここでまた魚の反撃。
今度は左手にある根やシモリの方に突っ走ります。竿を横にして耐えて、耐えて、魚の方向を変えて最後の浮かせにかかります。

しかし、ここで問題が! 玉網を波にさらわれないように少し離れた位置に置いてあったのです。上ちゃんにとってもらおうと呼んだのですが聞こえないよう(^^ゞ

こうなったら魚をヘトヘトにしてからランディングしようと決めてやり取り。やがてようやく魚の姿が見えて来ました。

魚体は銀色に輝いています。
「チヌや!」
「しかもデカイ〜!!」

ぱっと見で55センチをゆうに超えているのがわかりました^_^
しかし、ここからチヌが再び反撃。重たいし、さらに空気を吸わせても弱らず何度も突っ込むし。これを繰り返すこと4〜5分でようやくチヌが水面に横たわりました。

あとは10mくらい後ろにある玉網を取るだけ。リールのレバーを操作してテンションをあまりかけずに糸を出していって玉網に無事に到着。あとは出した糸を回収しながら近づいてランディング完了〜(^^)v

デカチヌゲットです!

チヌを持って「写真を撮って〜」と持って行くと、
「これはデカイやか〜!」の一言
すかさず、「デカイろ〜!」と土佐弁で返します(笑)

「ロクマルあるやろうかね〜」
とふたりでメジャーをおいてみると、ロクマル(60センチ)あるじゃないですか!

301251.LINE

これまでの自己記録は九州の宮之浦で釣った57.5センチ。

僕にとって自身初のチヌのロクマルだったので本当に感動やったし、記録更新だったし、やり取りも時間かかったし、思い出の1匹、感動の1匹となりました。

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